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KeyShotのススメ(初心者) その1

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今までCGソフトで作ったデータを実物っぽくレンダリングしてる人を見ては
羨ましく感じ、使用してるソフトを知っては無理ぽ・・・ってなったりの繰り返しでした

そんな中でKeyshotがいいらしいと数年前に飛びついたものの
一番の目的の肌色が死ぬのがどうにもならない、検索しても誰も解決
してそうにない・・・ってことで長らくお蔵入りに・・・

自分にはZbrushのレンダリングがまだ残ってるさと
その手の本を手本に何度かチャレンジしてみるも用語と
構造の難しさに何度も睡魔に襲われる始末

フォトショで合成とかそういうのは・・・求めてない
というよりはそこにはイラストや写真の知識が
大前提でありそうだなという気の重さもあり・・・


いや、興味なくはないんですが・・・

sm027.JPG

やっぱりそういうのはCG
本職とする人たちの領分かなという諦めもあり・・・

 

そんなモヤモヤを何年も抱えたまま「げ、原型師は出力して塗装までが本分だから・・・」
と自分に暗示をかけて過ごしてる中で
Zbrushの凄い人である榊さんがKeyshotでそういうのを
やってるというのを知り


「はやく・・・その方法を・・・公開して・・・く、苦しい」


となり、久しぶりにKeyshotで検索してみると
PixologicJapanの中の人がちゃんと求めてた解に

つながるものを公開してくれてました
 

Zbrushのポリペイントも一緒に持っては行ける

のだけれども、それを維持したままマテリアルを

割り当てられないの?という一番の疑問の回答が

そこにありました
(もしかしたら最近出てる何かの本にも載ってるのかも)

 

 

​ 

 

 

 

最近はプラモをアニメちっくにしたり絵画ちっくにしたり
フィギュアをリアルに塗ったりな方向が進化してきてる
流れではありますが、今自分が求めてるのは逆に


「普通のフィギュア風にレンダリングしたい」


という方向なので
まずはZbrush上で普段フィギュアを塗るような感覚で
マテリアルなしのRGBのみで基本色で染めてからシャドウの色を
RGBのスライダーを低くして(塗料の濃度を薄くする感覚)
エアブラシを吹く感覚で少々わざとらしくのせていきました

 

この画像のマテリアルはSkinShade4で作業してます

(マテリアルを染めてはいない状態)

sm001.JPG
sm008.JPG

カッターマットはネットで拾った画像を使って
Zbrush上でTexture→Spotlightでの転写
使い方の詳細は各種Zbrush本を参照

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Renderkeyshotをオンにしたのち
マテリアルをフラットカラーにして

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BPRボタンをオン

するとKeyshotにポリペイントごと
インポートされました

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近寄ったりするのはマウスのホイール
回転は空間を左ドラッグ
平行移動はホイールドラッグ

ポリゴン数多くて重いなと思ったら

パフォーマンスモード オン

近寄った時に接写でパース効きすぎと思ったら

遠近法のスライダで数値を上げて望遠気味に

ウインドウ→ライブラリ→マテリアル
でマテリアルに関するウインドウを表示

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最初から色々とはいってますが

それ以外の何か気になるものをクラウドから

(ウインドウ→クラウドライブラリ)

​ダウンロードしていきます

ダウンロードしたモノはツリーの上の方から

​開いて使用

 

背景の木の板などは木目っぽいのをそのまま
​放り込んだだけでもそれっぽい

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ついでにつかってみたい環境
ドラッグアンドドロップで放り込みます

そのままだとライトの当たり方が変だったので
ウインドウ→プロジェクト→環境 で環境に関する

ウインドウを開いたとこにある変形の中の回転

ドラッグして、環境自体を回転させて
望んだ角度でライトが当たるようにしました

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フィギュアの肌に使えるものは

ないだろうかと探してみるとクラウドの中に
ポリプロピレンというのがあったので
それを基本にして設定をしてみました
(もっといい何かがあったら誰か公開してほしい・・・)

マテリアルをAltを押しながらドロップ

​で肌の色情報を保ったまま質感が変わりました
 

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ウインドウ→プロジェクト→マテリアル

でマテリアルのウインドウを開いたら

先程ドロップしたポリプロピレンをダブルクリック

​するとそれに関する設定が表示されました

sm015.JPG


マテリアルグラフを表示させて

空間を右クリック→ユーティリティー→色調整

で出たのをこんな感じでつなぎ直し

ここらへん雰囲気でやってたりしてるもので
上記のpixlogicの人の動画を参考にしたほうが早いかと(汗)


最初試験版でやったらコレが出てなくて困りました
2015年にkeyshot5を買ったはいいけど、今の9
またちゃんと購入しないといけなかった模様

購入はココから


KeyshotBridgeは以前購入したのが使えたので

3万円で済みました
安い!

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つなぎ直すと色が何故か白っぽくなるので

色調整をクリックして出てくる画面で

彩度コントラストをいじったら
肌に色が戻ってきました

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そのままだとちょっとつや消しが

効きすぎかもって感じなので

​プラ(透明)をクリックしてツヤの調整

粗さを下げたらツヤが出てきました
 

出たツヤを拡散させるのに
屈折率を下げたりしつつ調整してみたところで

パフォーマンスモードをオフして

ノイズ除去などもオンしてみたら

​また全然違って見えてしまったので

後はこの状態からまた粗さ屈折率コントラスト

などのスライダーを再度いじり回して微調整していきます

透明のマテリアルもあるのでそういう箇所を

別パーツにしておけばクリアーパーツ化できたり

ただ厚みが薄いと黒くなったりで
​ニントモカントモ

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sm023.JPG
sm024.JPG

その2に続く

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