KOICHI
MASUMIYA
KeyShotのススメ(初心者) その1
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今までCGソフトで作ったデータを実物っぽくレンダリングしてる人を見ては
羨ましく感じ、使用してるソフトを知っては無理ぽ・・・ってなったりの繰り返しでした
そんな中でKeyshotがいいらしいと数年前に飛びついたものの
一番の目的の肌色が死ぬのがどうにもならない、検索しても誰も解決
してそうにない・・・ってことで長らくお蔵入りに・・・
自分にはZbrushのレンダリングがまだ残ってるさと
その手の本を手本に何度かチャレンジしてみるも用語と
構造の難しさに何度も睡魔に襲われる始末
フォトショで合成とかそういうのは・・・求めてない
というよりはそこにはイラストや写真の知識が
大前提でありそうだなという気の重さもあり・・・
いや、興味なくはないんですが・・・
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やっぱりそういうのはCGを
本職とする人たちの領分かなという諦めもあり・・・
そんなモヤモヤを何年も抱えたまま「げ、原型師は出力して塗装までが本分だから・・・」
と自分に暗示をかけて過ごしてる中で
Zbrushの凄い人である榊さんがKeyshotでそういうのを
やってるというのを知り
「はやく・・・その方法を・・・公開して・・・く、苦しい」
となり、久しぶりにKeyshotで検索してみると
PixologicのJapanの中の人がちゃんと求めてた解に
つながるものを公開してくれてました
Zbrushのポリペイントも一緒に持っては行ける
のだけれども、それを維持したままマテリアルを
割り当てられないの?という一番の疑問の回答が
そこにありました
(もしかしたら最近出てる何かの本にも載ってるのかも)
最近はプラモをアニメちっくにしたり絵画ちっくにしたり
フィギュアをリアルに塗ったりな方向が進化してきてる
流れではありますが、今自分が求めてるのは逆に
「普通のフィギュア風にレンダリングしたい」
という方向なので
まずはZbrush上で普段フィギュアを塗るような感覚で
マテリアルなしのRGBのみで基本色で染めてからシャドウの色を
RGBのスライダーを低くして(塗料の濃度を薄くする感覚)
エアブラシを吹く感覚で少々わざとらしくのせていきました
この画像のマテリアルはSkinShade4で作業してます
(マテリアルを染めてはいない状態)
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カッターマットはネットで拾った画像を使って
Zbrush上でTexture→Spotlightでの転写
使い方の詳細は各種Zbrush本を参照
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Renderのkeyshotをオンにしたのち
マテリアルをフラットカラーにして
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BPRボタンをオン
するとKeyshotにポリペイントごと
インポートされました
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近寄ったりするのはマウスのホイールで
回転は空間を左ドラッグ
平行移動はホイールドラッグ
ポリゴン数多くて重いなと思ったら
パフォーマンスモード オン
近寄った時に接写でパース効きすぎと思ったら
遠近法のスライダで数値を上げて望遠気味に
ウインドウ→ライブラリ→マテリアル
でマテリアルに関するウインドウを表示
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最初から色々とはいってますが
それ以外の何か気になるものをクラウドから
(ウインドウ→クラウドライブラリ)
ダウンロードしていきます
ダウンロードしたモノはツリーの上の方から
開いて使用
背景の木の板などは木目っぽいのをそのまま
放り込んだだけでもそれっぽい
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ついでにつかってみたい環境を
ドラッグアンドドロップで放り込みます
そのままだとライトの当たり方が変だったので
ウインドウ→プロジェクト→環境 で環境に関する
ウインドウを開いたとこにある変形の中の回転を
ドラッグして、環境自体を回転させて
望んだ角度でライトが当たるようにしました
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フィギュアの肌に使えるものは
ないだろうかと探してみるとクラウドの中に
ポリプロピレンというのがあったので
それを基本にして設定をしてみました
(もっといい何かがあったら誰か公開してほしい・・・)
マテリアルをAltを押しながらドロップ
で肌の色情報を保ったまま質感が変わりました
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ウインドウ→プロジェクト→マテリアル
でマテリアルのウインドウを開いたら
先程ドロップしたポリプロピレンをダブルクリック
するとそれに関する設定が表示されました
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マテリアルグラフを表示させて
空間を右クリック→ユーティリティー→色調整
で出たのをこんな感じでつなぎ直し
ここらへん雰囲気でやってたりしてるもので
上記のpixlogicの人の動画を参考にしたほうが早いかと(汗)
最初試験版でやったらコレが出てなくて困りました
2015年にkeyshot5を買ったはいいけど、今の9は
またちゃんと購入しないといけなかった模様
購入はココから
KeyshotBridgeは以前購入したのが使えたので
3万円で済みました
安い!
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つなぎ直すと色が何故か白っぽくなるので
色調整をクリックして出てくる画面で
彩度とコントラストをいじったら
肌に色が戻ってきました
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そのままだとちょっとつや消しが
効きすぎかもって感じなので
プラ(透明)をクリックしてツヤの調整
粗さを下げたらツヤが出てきました
出たツヤを拡散させる?のに
屈折率を下げたりしつつ調整してみたところで
パフォーマンスモードをオフして
ノイズ除去などもオンしてみたら
また全然違って見えてしまったので
後はこの状態からまた粗さや屈折率やコントラスト
などのスライダーを再度いじり回して微調整していきます
透明のマテリアルもあるのでそういう箇所を
別パーツにしておけばクリアーパーツ化できたり
ただ厚みが薄いと黒くなったりで
ニントモカントモ
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